一般財団法人 糧食研究会
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一般公募研究 平成21年度成果報告会を開催
 2009年11月20日、港区の品川プリンスホテル・メインタワーにて財団法人糧食研究会主催の成果報告会が開催されました。
 今回は、平成20年に実施された一般公募研究7件の中の5件と平成19年に実施された一般公募研究1件の研究成果が報告され、活発な質疑応答がなされました。
なお、平成20年度の一般公募研究は45件の応募があり選考委員会で7件が採択されています。

また、研究成果の報告に加え、徳島大学大学院ヘルスバイオサイエンス研究部教授 武田英二先生に、「栄養摂取と代謝調節」と題する特別講演をお願いしました。

 
[特別講演]
栄養摂取と代謝調節
徳島大学大学院ヘルスバイオサイエンス研究部教授 武田 英二 氏

 食物に含まれる栄養素の中で、炭水化物は生体にとって主にエネルギー源、 脂肪はトリアシルグリセロールとして脂肪組織で貯蔵され、肝臓や他の組織では構成脂質やエネルギー源、 アミノ酸は蛋白合成や生理活性物質、また空腹・飢餓状態では生体の重要なエネルギー源になります。
本講演では、摂食時と空腹時における栄養の代謝(糖や脂質の代謝と生合成)について広範な内容を詳細に分かり易く説明されました。
また、解糖系やペントースリン酸経路等の古典的な代謝経路の話のみならず、近年の研究成果を踏まえた話題も盛り込まれました。主な話題として、生体の栄養代謝における臓器間のネットワークについて、ホルモン、サイトカイン、神経伝達の役割の話や調節シグナルの分子機構としてアロステリック調節、転写・翻訳レベルの調節、エピゲノム作用等の話がありました。更に、生体の栄養と代謝制御に基づいた健康増進と疾病の成り立ちについても言及されました。
[平成20年度 一般公募研究]
食品の食べやすさ、あるいは喉越しに関する流体力学的評価方法の確立
北海道大学 大学院工学研究科 田坂 裕司氏
In vivo潅流系を用いた大腸管腔内短鎖脂肪酸刺激による摂食制御関連ペプチドの放出動態に関する研究
静岡県立大学 大学院生活健康科学研究科 桑原 厚和氏
胎生期低栄養に起因する成長後のメタボリックシンドローム発症予防法の開発−カゼイン蛋白を用いた栄養管理の試み−
発表者 京都大学 大学院医学研究科 藤井 剛氏
(代表研究者 京都大学医学部付属病院 由良 茂夫)
通電加熱法の殺菌機構の解明および牛乳の殺菌への応用
北海道大学 大学院農学研究院 川村 周三氏
乳酸菌の経口免疫寛容制御に関する基盤的研究
徳島大学大学院ヘルスバイオサイエンス研究部 酒井 徹氏
可食性バイオハイブリッド創出による乳タンパク質の機能改変
東京農工大学 大学院共生科学技術研究院 服部 誠氏
(平成19年度分)
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