一般財団法人 糧食研究会
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平成25年度 一般公募研究 成果報告会を開催
2013年12月2日、港区の品川プリンスホテル・メインタワーにて一般財団法人糧食研究会主催の成果報告会が開催されました。
今回は、平成24年に実施された一般公募研究8件の研究成果が報告され、活発な質疑応答がなされました。なお、平成24年度の一般公募研究は45件の応募があり選考委員会で8件が採択されています。

また、研究成果の報告に加え、立命館大学スポーツ健康科学部教授 藤田 聡先生に、「サルコペニア予防に向けた乳タンパク質の利用:栄養と運動の相乗効果」と題する特別講演をお願いしました。講演の概略は以下の通りです。

 
[特別講演]
藤田 聡 氏 サルコペニア予防に向けた乳タンパク質の利用:栄養と運動の相乗効果
立命館大学 スポーツ健康科学部 藤田 聡 氏

サルコペニアとは、加齢に伴う筋量減少とそれに伴う身体機能の低下を特徴とする症候群です。サルコペニアは筋力低下による転倒の危険性の増加だけでなく、糖質・脂質代謝異常を引き起こし、高齢者の機能的自立を奪う様々な障害のリスクを増加することも指摘されています。
サルコペニアを予防するためには、スクワットや腕立て伏せなど、標的とする筋肉に抵抗(レジスタンス)をかける動作を繰り返し行うレジスタンス運動が効果的です。一過性のレジスタンス運動は筋タンパク質の合成を急激に増加し、その作用は運動後24〜48時間程度持続します。さらに、レジスタンス運動後に必須アミノ酸や乳タンパク質を摂取することで、骨格筋のタンパク質合成速度が相乗効果的に増加することも明らかになっています。
本講演では、サルコペニア予防におけるレジスタンス運動と栄養機能成分との組み合わせ効果について、タンパク質代謝など生理的メカニズムを中心とした最新の研究成果をご紹介いただきました。


研究成果報告会の演題は次の通りです。
[平成24年度一般公募研究]
仁平 高則 氏 高機能性食品素材として有用な新規オリゴ糖の実用的生産技術開発及び網羅的機能性評価
発表者 新潟大学 企画戦略本部 仁平 高則 氏
(代表研究者 新潟大学 大学院自然科学研究科 中井 博之 氏)
柴田 重信 氏 肥満予防のための時間・週間健康科学の基礎的研究と人への応用展開
早稲田大学 先進理工学部 柴田 重信 氏
山崎 正夫 氏 乳製品由来共役リノール酸の低酸素ストレス緩和作用による脂肪細胞の機能改善
宮崎大学 農学部 山崎 正夫 氏
豊國 伸哉 氏 DMT1(Divalent Metal Transporter 1)トランスジェニックマウスを利用した食餌鉄吸収機構の解析
名古屋大学 大学院医学系研究科 豊國 伸哉 氏
坂根 郁夫 氏 2型糖尿病リスク低減食品の開発を目指したジアシルグリセロールナーゼδの選択的基質の解析
千葉大学 大学院理学研究科 坂根 郁夫 氏
松浦 宏治 氏 微細配管内におけるマイクロ・ナノバブル包含水によるバイオフィルム内バクテリアへの影響とバイオフィルムの剥離効果
岡山大学 大学院医歯薬学総合研究科 松浦 宏治 氏
佐久間 淳 氏 食品評価のための客観的柔さ計測システムの拡張とそれによる加工食品の柔さ評価
東京農工大学 大学院工学研究院 佐久間 淳 氏
水重 貴文 氏 牛乳由来ペプチドの抗ストレス作用に関する行動学的研究
京都大学 学際融合教育研究推進センター 水重 貴文 氏
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