一般財団法人 糧食研究会
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平成26年度 一般公募研究 成果報告会を開催
2014年12月1日、港区の品川プリンスホテル・メインタワーにて一般財団法人糧食研究会主催の成果報告会が開催されました。
今回は、平成25年に実施された一般公募研究8件の研究成果が報告され、活発な質疑応答がなされました。なお、平成25年度の一般公募研究は55件の応募があり選考委員会で8件が採択されています。

また、研究成果の報告に加え、国立精神・神経医療研究センター 神経研究所 部長 功刀 浩 氏に、「うつ病と食生活・栄養」と題する特別講演をお願いしました。講演の概略は以下の通りです。

 
[特別講演]
功刀 浩 氏 うつ病と食生活・栄養
国立精神・神経医療研究センター 神経研究所 功刀 浩 氏

厚生労働省の調査によれば、うつ病患者数は急増した(1999年に44万人→2011年に96万人)。しかも治療を受けている患者は一部(4人に1人程度)であることが指摘されており、実際にうつ病に罹患している者は、数百万人に及ぶと推定されている。これと相俟って、2011年7月より精神疾患を五大疾病の一つに位置付け、重点的な対策が必要であることが明確に打ち出された。2014年6月には、職場での健康診断の際にストレスチェックを行うことを義務化する法律が可決された。今後、うつ病やその予備群に対してどのような生活指導を行っていくかについて検討することは重要な課題である。
本講演では、うつ病と関連する食生活や栄養学的問題について諸外国の研究結果を概観し、自らの調査についても紹介していただきました。「うつ病と関連する食生活・栄養学的問題に関するエビデンスは増えているが、わが国での検討はいまだに少なく、今後の発展が期待される。食生活による予防や治療の問題から精神疾患患者に対する栄養指導の問題まで、幅広い研究の展開が望まれる」と述べられました。


研究成果報告会の演題は次の通りです。
[平成25年度一般公募研究]
都築 毅 氏 授乳期の母親のカロリー制限が子供の糖尿病発症リスクに与える影響
東北大学 大学院農学研究科 都築 毅 氏
膳法 浩史 氏 ポリフェノール含有補助食品による循環器疾患の予防
発表者 順天堂大学 女性スポーツ研究センター 膳法 浩史 氏
(代表研究者 東京大学 大学院医学系研究科 鈴木 淳一 氏)
小林 史幸 氏 低加圧二酸化炭素マイクロ・ナノバブルによる食品の旨味増強作用の解析
日本獣医生命科学大学 小林 史幸 氏
斉藤 美佳子 氏 生活習慣病リスク指標としての高脂肪食に対する便臭パターン解析
東京農工大学 大学院工学研究院 斉藤 美佳子 氏
谷田 守 氏 抗肥満と抗糖尿病克服を目指したマウス自律神経活動計測の確立
金沢医科大学 医学部 谷田 守 氏
小林 謙 氏 泌乳期乳腺におけるカゼインミセルサイズの調節因子に関する研究
北海道大学 大学院農学研究院 小林 謙 氏
林 久由 氏 タイト結合を介したHリサイクルがH−依存性ペプチド吸収を支えている可能性の検討
静岡県立大学 食品栄養科学部 林 久由 氏
藤岡 宏樹 氏 味噌マイクロRNAが与える免疫細胞活性化への影響
東京慈恵会医科大学 基盤研究施設 藤岡 宏樹 氏
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