一般財団法人 糧食研究会
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平成28年度 一般公募研究 成果報告会を開催
2016年11月28日、港区の品川プリンスホテル・メインタワーにて一般財団法人糧食研究会主催の成果報告会が開催されました。
今回は、平成27年に実施された一般公募研究8件の研究成果が報告され、活発な質疑応答がなされました。なお、平成27年度の一般公募研究は73件の応募があり選考委員会で8件が採択されています。

また、研究成果の報告に加え、東京農業大学 応用生物科学部 教授 清水 誠先生に、「腸管機能の食品成分による制御」と題する特別講演をお願いしました。講演の概略は以下の通りです。

  平成22年度 一般公募研究 成果報告会を開催
[特別講演]
東京農業大学 応用生物科学部 清水 誠 氏 腸管機能の食品成分による制御
東京農業大学 応用生物科学部 清水 誠 氏

消化管は動物の生命維持のために必要な根源的器官であり、小腸・大腸の粘膜表面を形成している上皮細胞層には、口から入ってくる食品成分や微生物、環境化学物質などに対応するための様々な仕組みが備わっている。そのような腸上皮の機能を大別すると、1.栄養素の消化・吸収機能、2.有害物に対するバリア機能、3.管腔内に存在する物質の認識・情報伝達・応答機能の3つに分けることができる。これらの機能を司っているのは、もちろん腸管の上皮細胞群(とその周辺の組織)であるが、腸管内に棲息する細菌叢、経口摂取される食品中の成分も腸管上皮機能の制御に重要な役割を果たしている。特に腸内細菌叢が腸の機能に及ぼす影響については、近年多くの報告がなされており、腸内細菌叢なしに腸の機能を語ることはできないというまでになってきている。しかし、我々が日常摂取している食品中の各種成分の中にも腸管機能に影響を及ぼすものは存在する。
本講演では、そのような食品成分と腸管上皮の相互作用について考えてみたいと述べられ、(1)食品成分の標的となり得る腸管上皮の機能分子、(2)食品成分による腸管における炎症の制御、(3)新しい腸管上皮機能研究法について概説していただきました。
研究成果報告会の演題は以下の通りです。
[平成27年度一般公募研究]
東京農工大学大学院 稲田 全規 氏 食品由来キサントフィルによる骨の健康増進効果の解明とその応用
東京農工大学大学院 稲田 全規 氏
自治医科大学 医学部 岩崎 有作 氏 香辛料成分の食欲亢進作用と食欲不振改善
自治医科大学 医学部 岩崎 有作 氏
宮城大学大学院 食産業研究科 金内 誠 氏 和食材から分離した乳酸菌の表層タンパク質 NlpC/P60のLPS(Lipopolysaccharide)消去機構解明に関する研究
宮城大学大学院 食産業研究科 金内 誠 氏
神戸学院大学 栄養学部 川畑 球一 氏 ビフィズス菌が産生する抗炎症活性成分の単離同定
神戸学院大学 栄養学部 川畑 球一 氏
鶴見大学 歯学部 菅崎 弘幸 氏 抗酸化ストレス酵素群マスターレギュレーターNrf2 活性化能を指標とした骨破壊性疾患予防機能性食品の開発
鶴見大学 歯学部 菅崎 弘幸 氏
北海道大学大学院 医学研究科 木村 俊介 氏 新規ヒトMicrofold細胞培養系の開発と食品成分の粘膜上皮透過機構への応用
北海道大学大学院 医学研究科 木村 俊介 氏
新潟大学 農学部 仁平 高則 氏 新規食品素材としての非還元性糖質の生産技術の開発およびそのプレバイオティクス効果
新潟大学 農学部 仁平 高則 氏
埼玉医科大学 医学部 吉川 圭介 氏 生活習慣病モデルマウスを用いた日本における「魚離れ」と「発達障害増加」の関係性解明
埼玉医科大学 医学部 吉川 圭介 氏
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